私共は、2018年より、香川県高松市において、ワイン醸造を目的に、ぶどうを栽培しております。
瀬戸の都と言われる高松は、瀬戸内海の温暖で小雨量の気候に恵まれ、昔からオリーブや生食用のぶどうの産地でした。しかしながら、近年は農業をする人が減り、休耕田や耕作放棄地も出てきています。
当ヴィンヤードのぶどう畑は、そうした田畑を利用し、山地部のオリーブ畑の広がる一角と海に近い田園地帯の2つの畑で、マスカットベーリーA、デラウェア、メルロー、シャルドネといったぶどう品種を垣根栽培しております。
ぶどうは極力負荷のかからない有機、草生栽培で育てており、ファーストリリースの赤ワイン「kusawami(クサワミ)2019」(栃木県の名門CFAバックヤードワイナリー様にて委託醸造)もワイン好きの皆様に好評頂き、2020年栽培分については、泡のスペシャリスト、福山わいん工房様にて、無濾過のロゼ・スパークリングワインに、2021年からは、自然派ワインの作り手である大岡弘武さんの醸造所(グランコリーヌジャポンにて委託醸造)にて、昨年「Kakasi clare 2021」、本年「Sniff Out Nature2022(ネイチャー:」ロゼのベティアン)」「WANKO UPON A TIME2022(ワンコ:赤のスティルワイン)」「To The Moon and Back2022(ムーン:澱絡み赤のスティルワイン)」をリリース致しました。今後とも日本人の味覚に寄り添うワインを、瀬戸内の風土を生かしたぶどう栽培を通じて作っていきたいと考えておりますので今後ともご愛飲いただければ幸いです。
2023年12月
カマノヴィンヤード
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